趣味スペースを住まいに組み込んだ穏やかに暮らせる平屋風の家

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趣味スペースを住まいに組み込んだ穏やかに暮らせる平屋風の家

家のテーマ

趣味を満喫できる広めのガレージアプローチと遊び回れる中庭
「趣味」「と「暮らし」を穏やかに融合した建築家のアイデアが冴える家

「穏やかな時間を楽しむ家」をコンセプトに掲げたご夫婦の家づくり。サーフィンなどアクティブなご趣味をお持ちのご主人様のご要望に沿い、趣味を楽しむための便利な設備や収納を住まいに取り込みつつ、暮らしとの距離感が熟考された家が完成しました。

計画地は、西側道路の田畑を見渡せる静かで落ち着いた敷地。南北に長くゆとりがある立地を利用し、西側の田畑を望み開けた景観を楽しめる中庭をご提案しました。穏やかに流れる時間を楽しみ、心地よい住まいとなるように中庭に沿うLDKを南北に並べる配置計画です。

プライバシーが確保された中庭に沿う広がりを感じる住まい
大容量外収納が日常と趣味の空間バランスを保ちます

当初から「サーフィンを気兼ねなく楽しみたいから土間スペースが欲しい」とご希望だったご主人ために、玄関アプローチからモルタルを敷き、一部倉庫部分として屋根をかけ、雨の日でもスムーズに乗り入れや荷物の出し入れできるオープンガレージスペースを設けました。サーフィン用の倉庫は充実した容量を収納可能で、日常の暮らしに影響がないスペースとし、ガレージアプローチ部分と倉庫の壁面によって、南側の隣地や周りからの視線をカットする設計です。

▲アーチらしいボックスタイプと落ち着いたカラーの塗り壁。軒を広くしたガレージとアプローチが設けられた平屋のような雰囲気のファサードが特徴的。

建物とオープンガレージの壁面で緩やかに囲んだ広がりと安心感のある中庭
屋内外の繋がりを最適にした家

プライバシーを確保するため、中庭を完全に囲むことが多くなった昨今、環境によっては庭や外部空間に無駄な部分が増えてくることも。今回、計画当初でお施主様は完全囲い中庭を要望されましたが、建築家は人通りや外部環境の良さを考慮し、南北に開けた中庭を採用。壁面との組み合わせによってプライバシーを守りながら、室内からは開けた景観を取り込むことが出来るように計画しました。

▲南側をオープンにして室内への明るさを確保。広がりと安心感のある中庭として楽しむことが出来ます。軒天に木目を採用し、外観のアクセントに。室内からデッキスペースを介し外収納へアクセスも可能。

LDKのパブリックと、水回りのプライバシーを明確に分割
開けた立地環境を活かした景観豊かな住居空間

LDKは西側の景観を意識して、全体から外の景色を楽しめるように配置しました。リビングと繋がる中庭を完全に囲わないことによって、室内からはオープンさが味わえ、軒を少し幅広に出すことで覆われた印象になり、安心感が得られます。キッチンも庭に向かってレイアウトし生活にゆとりをもたらすよう計画。階段下のスペースを利用したパントリーを設けることで、無駄なくスペースを活用しています。

HOUSE DATA

敷地面積 222.18㎡(67.2坪)
延床面積 110.54㎡(33.43坪)