ガレージから中庭へシームレスにつながった住まい

ガレージから中庭へシームレスにつながった住まい

家のテーマ

ガレージの配置を活かして
中庭やLDKのプライバシーが保たれた家

家づくりを始めた際、妥協したくないポイントとして「車とバイクを大切にしたい、趣味のアウトドア系の外収納が欲しい」というご主人と、「面倒くさく感じないコンパクトな家事動線」というご要望を掲げていた20代のご夫妻。

これらの希望を叶えるために、道路のある東側は車やそれに付随する収納を作る事で、中庭やリビングへの目隠しにもなり、
また、LDKの奥の西側に水回りをまとめて配置した事で、生活動線として使用しやすく家事動線が短い間取りが実現しました。

中庭に面した縁側のあるリビングは
広々と開放的な空間

ガレージスペースにより、リビングにいる間は南側からの日差しを庭に確保しながら、近隣を気にすることなく過ごせるように窓が道路から見えないため、休日はカーテンを開けたままでも生活ができる住まいが実現。

また、中庭は、近隣とも適度に距離感を作り、BBQやプール遊び、雨の日でものんびりできるような縁側空間を設けて、家族が暮らしやすい快適な暮らしを生み出しています。

ご夫妻が庭やガレージを楽しんでいる風景を想像しながら、楽しく生活していただける素敵な家が完成しました。

▲軒を利用したガレージを設けた玄関ポーチ。雨に濡れずに荷物の出し入れや、庭でBBQが楽しめるような軒下空間。

完全なガレージではなくても
軒下を活かしたスペースで車を停められ、中庭と繋げた充実の外部空間

庭やガレージのスペースを充実させるため、軒下と中庭を繋げた外部空間を設けています。
その結果、中庭は道路と距離ができ、プライバシーが保たれつつ、包まれた中庭空間が近隣と適度に距離を作りだし、周りを気にすることなく生活できるようになっています。

また、この場所ならでは、雨の日の車からの荷物の出し入れも便利です。

▲真南からの直接的な採光が取りにくいため、南東側や南西側の開けた場所から中庭に光が差し込むように計画したため、庭に面するLDKは明るいスペースを確保。
▲リビングは近隣を気にすることなく過ごせるように窓が道路から見えない位置に配置され、勾配天井で高さもあるため、ゆったり過ごせる空間。

中庭+ガレージが庭空間の広がりや、建物全体の大きさを演出するなど、屋根の在り方で全体の形を作り上げる事も一つのデザインの方法として取り込んでいます。

和のテイストとしては下屋部分を切妻として、軒裏に木目を設けることで和を演出しながら、見付の厚さやシンプルさでモダンの効果をプラス。

HOUSE DATA

敷地面積 202.56㎡(61.27坪)
延床面積 112.47㎡(34.02坪)