雰囲気づくりのキーアイテム 【カーテン選びのポイント】

2022.12.07

雰囲気づくりのキーアイテム 【カーテン選びのポイント】

好みやこだわりを存分に詰め込んだ完全注文住宅。

やっと完成した新居のインテリアに合わせて、カーテンを新調する方も多いと思います。

カーテンはインテリアの中でも面積が大きいアイテムですので、空間の雰囲気づくりに多大な影響を与えますからね。

カーテンの選び方ひとつで、空間の印象がガラリと変わることだってあるんです。

また、カーテンは雰囲気づくりだけでなく、快適に住まうための機能面でも大きな役割が期待されます。

そこで今回は【カーテン選びのポイント】についてご紹介していきます。 取り付ける部屋の特徴や用途に合わせて、最適なカーテン選びができるよう一緒に勉強していきましょう!

カーテンの役割とは

一般的にカーテンは家の中にある大小の窓に取り付けるものですが、その役割にはどんなものがあるのでしょうか? 第一に思いつくのは、「外から家の中が見えないようにする」という役割ですよね。

また、前述した空間の雰囲気づくりという点で言えば、カーテンの色・柄・素材感といったものが大きく影響してきます。

でも、それだけではありません。

カーテンには、調光や日除けの役割もありますし、断熱や保温を助ける役割もあります。

さらには、遮音性を高めるといった効果もあります。 単に目隠しや雰囲気づくりのためだけでなく、家の性能や快適性まで左右する重要なアイテムだということを覚えておきましょう。

カーテンの種類について

次にカーテンの種類です。

ドレープカーテンやレースカーテンをはじめとした、代表的なカーテンの種類をご紹介していきます。

それぞれの特徴を知った上で「どの部屋にどの種類のカーテンを取り付けたらいいか?」をイメージしてみてください。

● ドレープカーテン

「カーテン」と聞いてまず思い浮かべるのが、ドレープカーテンです。

厚手の生地で大きなヒダのあるカーテンのことを指します。

ドレープカーテンは窓のサイズにぴったり合わせて設置することで、美しい雰囲気づくりと無駄のない機能性が発揮されます。

サイズが小さかったり、丈が長過ぎて床に着いてしまうことのないよう、寸法をしっかり測った上で、最適なカーテンを選ぶようにしてください。

● レースカーテン

その名の通り、薄いレース生地を用いたカーテンです。

一般的にはドレープカーテンの中(窓側)に付けることが多いですよね。

ドレープとレースの2枚重ねにすることで、部屋の断熱性や保温性を高めたり、外から入ってくるホコリや花粉などを防ぎやすくなります。

室温や外部の視線が気にならない場所であれば、レースカーテンのみを取り付けるのもOK。

最近では、透けない加工がされたレースカーテンも登場していますよ。

● ロールカーテン

「ロールスクリーン」とも呼ばれるもので、カーテン生地をロールで巻き上げるタイプです。

最大の特徴は、普通のカーテンは左右に開閉するのに対し、ロールカーテンは上下に開閉すること。

例えば「窓を開けたいけど部屋の中まで見られたくない」という時に、ロールカーテンであれば、半分くらい開けることで遮蔽と調光を同時に叶えることができます。 また、ヒダのあるドレープカーテンと違い、すっきりとコンパクトな印象になるのもロールカーテンの特徴です。

● シェードカーテン

こちらも上下に開け閉めすることができるカーテンです。

ロールカーテンとの違いは、ドレープカーテンと同じ生地を使用できることと、上げた時に生地が折り畳むように収納される点です。 例えば、同じ生地を使って「大きな窓にはドレープカーテン、小さな窓にはシェードカーテン」といった使い分けできることが特徴となります。

● ブラインドカーテン

書斎やオフィスなどでよく使われるもので、「スラット」と呼ばれる羽根を組み合わせたカーテンです。

上下や左右に開閉するものがあり、スラットの角度を調整することでスムーズな調光ができることが特徴です。

以上、カーテンの種類について説明してきましたが、併せて知っておきたいのが機能面です。

最近は、生地に特殊な加工を施した機能性の高いカーテンが数多く登場しています。

自宅の洗濯機で簡単に洗えるものだったり、形状記憶機能があるものだったり、防カビ、防火、防臭などの効果があるカーテンなんかもあるんですよ。

種類や色・柄・素材ももちろん重要視したいところですが、取り付ける部屋や場所に合わせて、機能面にもこだわったカーテン選びをしてみてください。

新築時のカーテンの購入方法

新築住宅に取り付けるカーテンを購入する方法は、大きく分けて3つあります。

住宅メーカーや工務店に依頼する方法、カーテン専門店を利用する方法、既製のカーテンを自分で取り付ける方法です。

それでは、それぞれのメリット&デメリットについてみていきましょう。

住宅メーカーや工務店に依頼する

最もスムーズで失敗の少ない購入方法です。

取り付ける窓に最適なサイズのカーテンを手配してくれますし、建築工事の際にカーテンレールの取り付けも行ってくれます。

家の引き渡し時に、カーテンがしっかり掛かっているというのもメリットですね。

デメリットとしては、カーテン業者やメーカーを自由に選べなかったりするケースがあるところ。

また、中間マージンなどが追加され、費用が割高になる可能性もあるので注意してください。

カーテン専門店で購入する

カーテンの専門家と相談しながら、新居にぴったりのカーテンを注文することができます。

豊富な色・柄・素材をそろえており、サイズなどのオーダーもできますので、お目当てのカーテンに出合える率が高くなります。

インテリアにこだわりたい方にはぴったりですね。

デメリットは、自分で窓やカーテンサイズを測ったり、何度か打ち合わせが必要となるといった手間がかかること。 できるだけスムーズなカーテン選びを進めるために、カーテンレールの取り付けは住宅メーカーや工務店にお願いするのがおすすめです。

既製のカーテンを購入する

ホームセンターや量販店などで既製品のカーテンを購入する方法です。

この方法であれば、カーテンに関わる費用を最小限に抑えることができます。

デメリットとしては、限られたデザインの中から選ばなければいけないことと、窓にぴったり合ったサイズのカーテンを見つけにくいこと。

また、カーテンレールも自分で設置するとなると、壁に穴を空けるため、正しい知識や技術が必要となってきます。 専門店で購入する場合と同様、カーテンレールについては工事の際に一緒につけてもらうのが賢明かもしれませんね。

カーテン選びのポイント4つ

最後にお伝えするのは「カーテンを選ぶ際のポイント」です。

最低限、以下の4つのことを頭に入れてカーテン選びを行うことで、後悔や失敗が少なくなります。 ぜひ参考にしてみてください!

★ テーマや間取りにそったカーテン選びを

目指したい空間の雰囲気やインテリアのテーマを明確にし、それにそったカーテン選び(種類・色・柄・素材など)をしてみてください。

間取りや部屋の方角などにも配慮するのも大切です。

「日差しが強い部屋には遮光性の高いカーテン」、「寝室は落ち着きと癒しを感じる色合いのものを」、「道路に面した窓は目隠しの役割を重視」…といった具合ですね。

★ 実際の商品や生地サンプルを確認して

カーテンを選ぶ際には、やはり実際の商品を確かめることが一番です。

色合いや素材の手触り感など、実物を見ないとイメージと異なることがありますからね。

また、カーテン単体で見た時の印象と、実際に設置した時とでは印象がかなり変わってくることも覚えておきましょう。

オンラインショップやカタログなどから購入する場合は実物を見ることが難しいのですが、生地サンプルなどを取り寄せて事前確認することをおすすめします。

★ 「好き」という理由だけで選ばないように

前述した通り、カーテンというのは面積の大きいインテリアのひとつです。

ですので、色選びひとつ間違えただけで、せっかくの空間の雰囲気が台無しになってしまうケースもあります。

「好き」という理由だけで、派手な色だったり、奇抜なデザインを選んでしまうのは注意が必要ですよ。

カーテンというのは、頻繁に買い替えるものではありませんので、シンプルで当たり障りのないものを選ぶのが無難かと思います。

シンプルであれば、飽きることもありませんからね。

★ サイズをしっかり把握しておこう

どんなに気に入ったカーテンが見つかっても、サイズが合っていないと見た目的にも機能的にもかなり残念な結果となってしまいます。 カーテンのサイズはとっても大切なポイントですので、自分でしっかり寸法したり、専門店にサイズ確認をお願いするなど、サイズ間違いのトラブル回避にとことん努めてみてください。

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以上、新築時の【カーテン選びのポイント】についてお伝えしてきました。

日常生活の中で当たり前にあるカーテンですが、いざ「選ぶ」となると、知っておきたい知識やポイントがあるんですよね。

まずは家全体のテーマやコンセプトを明確にした上で、カーテンを取り付ける部屋や場所の特徴を踏まえ、それぞれに最適な種類、デザイン、機能を持ったカーテンを選んでみてください。 もちろんARRCHにもカーテンをはじめとするインテリア選びに精通したスタッフが多数いますので、気になる方や困っている方はお気軽にご相談くださいね♪