毎年のツラい症状を改善!? 【花粉症に強い家】をつくるヒントとは

2022.12.08

毎年のツラい症状を改善!? 【花粉症に強い家】をつくるヒントとは

3月も終盤を迎え、春らしいポカポカ陽気になってきましたね♪ しかし、そんな過ごしやすい季節を邪魔するように“いつものアレ”に悩まされている方がいらっしゃるのではないでしょうか? そうです、花粉症です。

「鼻がムズムズする」「くしゃみが止まらない」「目がかゆくて仕方がない」といった悩みに、日々ストレスが溜まる一方ですよね。

「今年は特にひどい」という声もチラホラ聞こえてきています。

 花粉症は“日本人の国民病”とも言われており、なんと2人に1人が患っているとのこと。

外出の際は仕方ないにしろ、せめて家にいる時くらいはツラい症状をできるだけ抑えたいものです。

そこで今回は、注文住宅を建てる際に知っておきたい【花粉症に強い家】のヒントについて説明していきます! 普段からできる花粉症対策についても記してみましたので、併せて参考にしてみてください。

 「花粉症に強い家」にするためのヒント5選

花粉症に強い家を建てたいなら、何より「家の中に花粉を入れさせない」ことがポイントとなります。

簡単に言えば、気密性能と換気性能に優れた家をつくることが大切です。

その上で下記のいくつかの点に注意しながら、花粉症対策に効果のある家づくりを進めていきましょう。

玄関部分でできる対策

家の中に花粉を入れないために一番課題となるのが「家に帰ってきた時」の対処です。

つまり、玄関部分の対策ですね。

扉を開けた時に外気とともに入る花粉はもちろん、衣服やカバンなどに付着した花粉などもしっかり玄関でシャットアウトしていくことが重要となってきます。

効果的なのは、玄関に換気装置を設けることです。

換気装置があれば、ある程度、花粉を家の奥まで入れないようにすることができますからね。

また、玄関に除湿器や空気清浄機、ハンディタイプの掃除機などを置けるよう、コンセントを用意しておくのもおすすめです。

さらに、上着をかけられるクローゼットを玄関に設置する方もいらっしゃいます。

最近では、玄関の天井部分などに設置できるエアシャワーという選択肢もありますよ。

換気機能について考える

現在新築される家は、法律で「24時間換気機能」の設置が義務付けられています。

ただ、採用される24時間換気機能によって花粉症対策への効果が大きく変わるのも事実です。

家を建てる際には、まず担当者に「どのような24時間換気機能なのか?」を確認しておきましょう。

その上で必要性を感じるのであれば、さらなる換気システムを導入することで、花粉の侵入を抑えることができます。

おすすめは一般的な換気扇ではなく「全熱交換器」です。

全熱交換器とは、換気することで失われる温度や湿度を極力なくすことができる省エネルギー装置にこと。

高性能フィルターが取り付けられているため、換気扇部分から侵入する花粉やPM2.5などの侵入を防ぐことができます。 家の気密性+全熱交換器で、外気からの花粉をしっかり遮断していきましょう!

リビング階段や吹き抜けに注意!?

近年の新築注文住宅では、リビングを広く取ってリビング階段を設置したり、吹き抜けで開放感のある空間を望まれる方が多くなっています。

しかし、花粉症対策という点から考えると、こういった間取りは少々注意が必要です。

広いリビングや吹き抜けを導入すると、2階部分に個室を設ける間取りになりますよね? そうすると、外出から帰ってきた際に、衣服やカバンに花粉が付着した状態でリビングを通ったり階段を昇り降りすることになり、花粉をまき散らしやすい状況となってしまいます。 ですので、花粉症にかなり悩まされているのであれば、リビングと階段を分けた間取りも考慮してみてください。

内装にもひと工夫を

どんなに対策をしていても、花粉の侵入をゼロにすることはできません。

ただ、家の中に入ってしまった花粉を掃除などで簡単に除去することができれば、効果的な対策と言えるでしょう。

そこで考えたいのが壁材や床材の選び方です。

壁であれば凸凹の少ない平滑な仕上がりになるものを選び、床であればフローリングの溝が浅いものをおすすめします。

そうすることで、壁の表面や床の溝に花粉やほこりが入り込みにくくなり、拭き掃除や掃除機などでキレイに除去することができますよ。

また、内装ではありませんが、窓の外にシャッターを取り付ける方法も花粉対策に有効とされています。

室内干しスペースを設ける

洗濯物を外に干す際にも衣類に花粉が付いてしまうことが多々あります。

一般的には庭や2階のベランダなどで洗濯物を干すと思いますが、花粉や梅雨の時期に備えて室内物干しスペースを確保してみてはいかがでしょうか? 単に室内に干してしまうとダニやカビの繁殖を促してしまう(生乾きのイヤなニオイの原因にもなります)ので、日当りが良く、広く間口を取った専用スペースがおすすめです。

花粉症対策となるサッシを導入したり、乾燥暖房設備を付けるというのも◎ですよ。

日頃からできる花粉症ケア

続いて、(家づくりとは関係ないですが)日頃から簡単にできる花粉症ケアについていくつかご紹介していきます!

食生活の改善

花粉症はアレルギー症状の一種ですので、普段の規則正しい食生活が重要となってきます。

野菜をたくさん摂取するなど、栄養バランスの良い食事を心掛けていきましょう。

服装について

ツルツルとした素材だったり凹凸の少ない衣服を選ぶことで、花粉が付着しにくくなるとされています。

特にコートなどのアウターは、綿やポリエステルなどの化学繊維が良いですよ。

もちろん帰宅の際には、玄関の外などで衣服に付いた花粉を払い落とすことも重要です。

掃除の仕方

掃除機をかける前に、ウェットシートなどで壁や床など拭いておくと効果的ですよ。

家の中の花粉が空中に巻き上がるのを防ぐためのひと手間ですね。

洗濯の際には柔軟剤を

衣服などに付く花粉は静電気によって引き寄せられます。 ですので、洗濯する際に柔軟剤を使用することで、静電気防止の効果が期待できますよ。

布団を干す時の注意

花粉シーズンは外に布団を干さず、布団乾燥機などを使うようにしましょう。

どうしても外に干したい場合は、花粉の飛散量が少ない午前中がおすすめです。 取り込む前には花粉をよく払い落とすこともお忘れなく!

窓は10cm開けるだけで十分

換気のために窓を全開にする方もいらっしゃると思いますが、実は、窓を10cm程度開けるだけでも十分室内の空気を入れ替えられるそう。

また、網戸やレースのカーテンで花粉の侵入を40~50%カットできると言われていますので、窓を開けて換気をする際には網戸やカーテンを閉めたまま行うと良いみたいですよ。

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 毎年のようにツラい花粉症に悩まれている方なら、新築のタイミングでその症状を少しでも改善したいですよね。

注文住宅ならではの自由なデザイン性や間取りも大切ですが、花粉症対策にもしっかり考慮した家づくりを目指していくことで、より快適で、長く住み続けられる新居が完成していきます。

今回ご紹介した内容を参考にしながら「花粉に強い家」を一緒に考えていきましょう! ちなみにですが、ARRCHで採用している換気システムをご存知ですか? ARRCHでは〈ルフロ400〉と呼ばれる換気システムを採用しています。

これはダクト式の集中換気システムで、長い年月が経っても安定した換気量を維持できるのが特徴となっています。

さらに、ランニングコストも他製品に比べて圧倒的に安く、メンテナンスも楽チンで、結露しにくいという性能を誇っているんですよ。

つまり、ARRCHの注文住宅であれば換気性能もばっちり! 花粉症対策にしっかり対応できる家づくりとなっています。 もっと詳しく知りたい方はコチラをご覧になってみてくださいね → https://www.arrch.net/ability  それではまた次回のコラムでお会いしましょう♪